【ライター:yata】
お肌の悩みは尽きないもの。
その中でも「角栓」は、年齢を問わず多くの女性が悩む「毛穴トラブル」です。
専用のパックやローションは選択肢が多すぎて「コレ」といったものを見つけるのが難しく出費もかさみます。
もっと手軽な方法を探している人に紹介したいのが「綿棒とオイル」を使った毛穴の黒ずみ除去。
私も角栓の代表「いちご鼻」とは学生の頃からの付き合いですが、この方法なら気軽に試せて金銭的にも苦になりません。
角栓の原因に迫りつつ、「綿棒とオイルを使った黒ずみ除去」の方法、さらにはコスメ情報まで!
充実の内容でお届けします。
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まじ!?綿棒とオイルだけ角栓ケアできる?
肌のターンオーバーが遅れてしまうと、剥がれ落ちるべき角質が表面に残って毛穴の出口を狭くしてしまいます。
毛穴の中の角質は、はがれ落ちると皮脂に押し出される形で毛穴から排出されるのですが、出口が狭くなることでスムーズに排出されずたまっていくのです。
結果、たまった角質(タンパク質)と皮脂(脂)が結び付き「角栓」が誕生。
酸化して「黒ずみ」に進化してしまいます。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12173683542
お肌はデリケートなもの。
強い力で剥ぎ取ると、角栓だけでなく周囲のお肌にまでダメージを与えてしまい最悪の場合シミになる可能性もあります。
そこでオススメなのが「綿棒とオイル」を使った角栓除去。
角栓の素である「脂」と「タンパク質」のうち、「脂」を溶かして角栓を取り除く方法です。
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効果のある人とない人
「綿棒とオイル」の角栓除去は効果的な人もいれば、効果を実感出来なかった人もいるようです。
理由にもよりますが「正しいやり方を知らなかった為に効果を実感できない」というのは、もったいないですよね。
「やり方」と「注意点」を解説していきますので、是非チェックしてみてください。
綿棒で角栓の取れた人
「綿棒とオイル」の角栓除去を実行して、効果があった人の口コミを紹介します。
・綿棒をみると、角栓がとれたことを実感
・一週間続けたところでかなり効果が見られた
・鼻がツルツルしてる
角栓のつまった肌はザラザラとして手触りの悪いもの。
ツルツルになるのは嬉しいですよね。
使用後の綿棒に角栓がつくのも「キレイになった証拠」ですから満足感があります。
口コミの中で注目してほしいのは、「一週間続けた」という点。
中には一度で効果を実感する人もいますが、固くなった角栓を負担をかけずに取り除くためには「少しずつ」がベターです。
じっくり取り組みましょう。
ダメだった人
それでは、「綿棒とオイル」の角質ケアは効果がなかった人の口コミはどうでしょう。
・ニキビができやすくなった
・綿棒二本使ってグイグイ押してみたけど、何にも変わらず
・毛穴をつまらせるだけ
この角質除去ではオイルを使うため、ケア後にきちんとオイルを落とさなければ別の肌トラブルを引き起こしてしまうことも。
また、綿棒とはいえグイグイ押すのはNG!
肌をいためてしまいます。
「手軽さ」にこだわるがゆえに、「サラダ油」を使うのはアウトです。
酸化している可能性大ですし、不純物があると肌荒れの原因にもなってしまいます。
毛穴汚れの原因
毛穴汚れの原因として考えられるのは大きく4つ。
毛穴のたるみ・皮脂の過剰分泌・乾燥肌・化粧品の残留です。
まず、自分はどのタイプに当てはまるのかを知ることが美肌の近道。
キレイにしつつ、汚れないように予防できれば怖いものなしですよね。
それでは、4つの原因についてもっと詳しく見てきましょう。
毛穴のたるみ
両手で頬をグイっとリフトアップすると毛穴が気にならなくなる!という人はこのタイプの可能性が大。
肌は外側から表皮、真皮、皮下組織という層で構成されています。
表皮の下の真皮層はその大部分を占める成分「コラーゲン」が網状になっており、そのつなぎ目に弾力のある「エラスチン」が絡みつくように存在しています。
それらの隙間を埋めているのが「ヒアルロン酸」で、水分を抱え込むという重要な役割を果たしているのです。
「コラーゲン」と「エラスチン」、「ヒアルロン酸」が加齢やストレスによる活性酸素の増加で減少すると、いわゆる「たるみ」が発生。
毛穴が引っ張られて「たるみ毛穴」が完成してしまいます。
出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/470648/
たるみ毛穴には汚れが「詰まりやすく取れにくい」という嬉しくない特徴があり、それがたるみをさらに加速させるという悪循環を生むのです。
皮脂の過剰分泌
脂が出やすくて、いつも顔がテカテカ…という悩みを抱えていませんか?
皮脂の過剰分泌の原因として挙げられるのは主に4つ。
・動物性のタンパク質や脂質のとりすぎ
・糖質のとりすぎ
・睡眠不足
・ストレス
最初の2つは食生活によるもの。
続く2つは男性ホルモンが優位になるという理由で皮脂の過剰分泌の原因とされます。
皮脂の過剰分泌はホコリなどの汚れも巻き込んで炎症の原因にもなるので要注意です。
乾燥肌
ゴシゴシと何度も洗顔していませんか?
洗いすぎで肌が乾燥すると、皮脂は肌を守るためにどんどん分泌されてしまいます。
汚れを落とすことは大切ですが、必要以上に皮脂を落としてしまうと逆効果。
適度に洗って、しっかり保湿することが重要なのです。
>>水洗顔のやり方は?大人ニキビ、乾燥肌、敏感肌の人には効果ある?
化粧品が残ってる
洗顔した後に何回すすいでいますか?
ヌルヌルしなくなったら終了…という人は、今日から30回くらいすすぎを実行してください。
洗顔は意外と肌に残っているものです。
試しに、水に濡らしたコットンを軽く絞った状態で用意。
洗顔終わりたての顔を拭いてみてください。
ギュッと絞って白い水が出てくるなら間違いなくすすぎ不足です。
綿棒で角栓除去のメリットとデメリット
「綿棒とオイル」の角栓除去についてメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。
どんな美容法にもメリットとデメリットはあるもの。
避けたいのは「メリット」であるはずの方法を、やり方の違いで「デメリット」に変えてしまうこと。
または「デメリット」を回避する方法を知らずに「デメリット」のままにしておくことです。
事前にしっかりと把握しておくことで「メリット」を最大限に、「デメリット」を最小限に抑えることが可能になります。
メリット
「綿棒とオイル」の角栓除去によるメリットは大きく3つ。
・肌に優しい
・頑固な角栓もOK
・コスパ良し
使うアイテムが単純で2つしかないこともあり、使う人自身のさじ加減次第というものもありますが、こんなところでしょうか。
肌に優しい
「優しく転がすように綿棒を扱った場合」という条件付きになります。
角栓が気になるからとゴシゴシこすってしまうと逆効果になるので気を付けましょう。
さじ加減次第ですが、ピンセットやプッシャーを使うのに比べればはるかに「優しい」と言えるはずです。
頑固な角栓もOK
これも「時間をかければ」という条件付きです。
頑固な角栓を一日でスッキリさせるのは難しいですが、気長に優しく続けていけば改善される可能性は大いにあります。
コスパ良し
綿棒とオイルだけなので、コスパはとても良いです。
一度に使う量もわずかなので最初に買ってしまえば、そうそうなくなりません。
綿棒は、白色だけではなく黒色もあります。
より効果を実感したいなら、黒い綿棒を買って「角栓」のとれ具合を確認するのもいいかもしれません。
デメリット
「綿棒とオイル」の角栓除去によるデメリットは次の3つが挙げられます。
・肌のダメージ
・早い段階で元に戻る
・毛穴がぽっかり開く
これもメリット同様に「さじ加減」の問題、アフターケアの有無がポイントになっていきます。
「必ずこうなる」というわけではないので、角栓ケアをデメリットだらけにしない為にもきちんと理解しましょう。
肌のダメージ
いくら綿棒を優しく転がすといっても、綿棒を直接肌に当てるわけですから「肌にダメージを与えない」とは言い切れません。
ただ、ゴシゴシこするのとコロコロ優しく転がすのでは雲泥の差がありますよね?
なるべくダメージを与えないように「やり過ぎない」ことがポイントです。
早い段階で元に戻る
角栓ケアはじっくりと腰をすえて取り組む問題です。
効果があったからと止めてしまえば当然元に戻ってしまいます。
大切なのは角栓を除去した後「角栓の溜まりにくい」環境作りを考えておくこと。
生活習慣も肌ケアも「今までのまま」なら、元に戻るのも時間の問題です。
毛穴がぽっかり開く
「角栓がスポン」と取れた後の「ぽっかり毛穴」を見たことがあるはず。
角栓が取れるのは嬉しいけれど、引き締まることなく大きな口を開けたままの毛穴はイヤですよね。
角栓除去の後にはすすぎと引き締め、充分な保湿が重要な鍵なのです。
綿棒マッサージのやり方
それでは「綿棒とオイル」の角栓除去方法を見ていきましょう。
タイミングとしては、クレンジングと洗顔を済ませた後になります。
ホットタオルを用意する余裕があれば、毛穴を開かせることができるのでより効果的。
・綿棒を寝かせてクルクルと転がすように肌をマッサージ。
・肌に残ったオイルを洗顔で落とす。ここでオイルを落としきれていないと逆効果になるので、しっかりと落とすこと。
・最後に冷水で毛穴を引き締める。
・ローション等で保湿ケア。これを疎かにすると台無しです。
どんなオイルを使えば良いの?
「綿棒とオイル」の角栓除去で使うアイテムとして、オイル選びは悩みの種。
そこで、「綿棒とオイル」の角栓除去に使うオイル候補3つを挙げてみました。
もちろん候補に挙げたオイルが肌に合わない可能性もありますし、候補に挙げていないオイルでも使用OKです。肌と相談して決めてくださいね。
・ベビーオイル(鉱物油)
・オリーブオイル(植物油)
・スクワランオイル(植物性・動物性)
この3つを選んだ理由は、それぞれが異なる由来の成分だから。
ベビーオイル
まずベビーオイルが「鉱物油」、ちょっと驚きますよね。
最近の化粧品の中には「無鉱物油」をアピールしている物が多いので、何となく「鉱物油」=「悪いモノ」というイメージを持っていませんか?
昔は精製技術が未熟だったために「精製不足」のオイルが出回っていたようです。最近では鉱物油は安全性が高いと言われています。
このオイルの良いところは
・酸化しにくい
・肌に浸透しない
という2点。
肌に浸透しないということは肌の上に乗っかるだけなので、影響を与えにくいと言えます。
その証拠に医療で軟膏のベースに「ワセリン」が使われていますが、これも鉱物油です。
オリーブオイル
次に「植物油」のオリーブオイルですが安価な食用オイルは止めた方が無難、理由は精製度の違いです。
「エキストラバージンオリーブオイル」なら…と思った人もいるかもしれません。
もちろん食用の中では最高レベルですが、顔に使うなら化粧品用の「オリーブオイル」を選びたいところ。
食用は「食品」なので、どうしても風味や香りが大切になります。
「化粧品」とは重視するポイントが違うのです。
化粧品用のオリーブオイルも食用と同じで、産地や品質によって値段はピンキリ。
お肌プラスお財布と相談して最適なオリーブオイルを選んでください。
スクワランオイル
最後にスクワランオイルです。
深海鮫の肝油から作る「動物性」のものと、オリーブオイルやベニバナオイル由来の「植物性」の2種類が存在します。
どちらも似たような性質で成分としても大きな違いはなさそうです。
スクワランオイルの良い点は
・お肌への親和性が高い
・酸化しにくい
という2点。
植物や哺乳類の中にある「スクワレン」という酸化しやすい成分に水素を加えることで酸化しにくくしたものが「スクワラン」です。
もともと人体が持っている成分なので体が「異物」と判定しにくく、肌への親和性が抜群。成分が安定しているのも嬉しいポイント。
「植物性」「動物性」どちらを使うにしろ、注目したいのは「純度」です。
純度が高ければ高いほど変質しにくく肌にも優しいことを商品選びの参考にしてください。
綿棒で角栓(黒ずみ)を除去できる理由
綿棒がオイルの相棒として選ばれる理由は、指では届きにくい部分にアプローチしやすいから。
小鼻の周りをキレイにしようとグイグイこするよりも、簡単に届く綿棒で優しくコロコロしたほうが肌に負担をかけませんよね。
また綿棒はオイルを含ませることができるので、オイルをなじませながらマッサージするには最適なのです。
毛穴の黒ずみ対策に人気ある化粧品
角栓のできないような肌環境作りを「普段のケア」で整えていくのは大切なこと。
どんなケア商品があるのか、一部紹介します。
ディープクレンジングオイル(d プログラム)
資生堂「dプログラム」からディープクレンジングオイルの紹介です。
「dプログラム」とは、「肌荒れをくりかえさないよう、肌を守りながら美肌を育む」ことをコンセプトとしたシリーズ。
このディープクレンジングオイルは、肌に負担をかけずに「きめや毛穴のファンデーション」もしっかり落とす優れモノ。
「メイクの落ちがすごくいい」
「敏感肌にも優しくてピリピリしない」
と、口コミの評価も上々です。
敏感肌処方でお肌に優しくも洗浄力に不足がないところがメリット。
デメリットとしてはラベンダー油が入っているため、香りが苦手な人は辛いかもしれません。
フェイシャル トリートメント クリア ローション(SK-II)
特別な酵母の自然な発酵から生まれる貴重な成分「ピテラ」を主成分としたSK-II。
フェイシャル トリートメント クリア ローションは3種のAHAを配合し、角質を穏やかに取り除く「拭き取り用」の化粧水です。
「基礎化粧品の浸透が良い」
「毛穴の汚れや浸透の違いにビックリ」
など、口コミには化粧品の浸透に対する評価が集中しています。
角質が気になる人には嬉しいアイテム、使うメリットは充分ありそうです。
デメリットは肌に刺激を感じる人がいること、価格の高さでしょうか。
ブラックローズ クリーム マスク(シスレー)
「ブラックローズの恵み」を全面に押し出したシスレーのエイジングケアライン。
ブラックローズシリーズのクリームマスクです。
「ふっくら、つやつやになります。」
「とても良い自然な香り」
と口コミでは効果を絶賛する声が圧倒的。
使い心地・効果ともに高評価なので、エイジングケアで取り入れるメリットはありそうです。
デメリットは、お値段がかなり張ること。
それでも否定的な声がほとんどないのはこの商品の実力なのかもしれません。
まとめ
「綿棒とオイル」の角栓ケアに大切なのは、ちょっと面倒くさくても「手順」をふんで行うことです。
蒸しタオルで毛穴を開かせたりオイルを用意したりと多少手はかかりますし、効果もすぐには出ないかもしれません。
ただ、長期的にきちんとケアすれば結果はついてくるはずです。
お財布がキビしくて、化粧品に手が出ない…という人は、「洗顔のすすぎを完璧にする」などの今すぐできる事だけでも肌は変わっていきます。
まずは出来ることから始めて、そこに「綿棒とオイル」の角栓ケアをプラスしてみましょう。
「千里の道も一歩から」
最初の一歩を踏み出さないとゴールにたどり着くことは出来ません。「キレイ」への一歩を、今日から始めてみませんか。