【ライター:折山ヒロ】

「女性は髪の印象でずいぶんイメージが変わりますよね…」

「髪型がきちんと決まっている人は清潔に見えますし、パサパサに乾燥している髪はだらしなく見えてしまいます…」

「また髪の状態で見た目年齢も大きく変わってきます…」

髪は女の命とよく言われますが、若く見える人って髪の毛がツヤツヤサラサラだと思いませんか?

自分で言うのもなんですが、昔はまっすぐでつやつやのストレートだった私。

年齢が上がってくるにつれ、うねりやアホ毛が目立つようになってきました。

子供の髪をとかしながら、「ママも昔はこんなツヤツヤだったのになー」なんてグチも出てしまいます。

実はこのうねりやアホ毛が増えるのは、髪の乾燥が大きく影響しているんです!

年齢が上がるにつれ乾燥しがちな髪。

顔の保湿と同じように、髪も乾燥から守ることが大切です。

今回は髪をうるおいで満たすオススメの方法をご紹介したいと思います!

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髪が乾燥することによるデメリット

髪が乾燥すると広がってしまったり、うねりなどの様々なトラブルが発生しがちになります。

また乾燥がひどくなってくると、今度は枝毛や切れ毛なども目立ってきてしまいます。

更に頭皮が乾燥してしまうとフケの原因にもなります。

きちんと髪がうるおっていれば、こうした悩みは少なく出来るんです。

髪の乾燥を防ぐ保湿方法

では、髪の毛を保湿する方法を見ていきましょう。

(1)シャンプーで髪の乾燥を防ぐ

シャンプーの選び方でも乾燥の度合いは変わってきます。

傷みが気になる人はシャンプーを見直してみると良いでしょう。

では、どんなシャンプーを選べば良いのか見ていきましょう。

乾燥を防ぐシャンプーの選び方

髪に優しく乾燥を防いでくれるシャンプーを選ぶコツは、原材料をチェックする事です。

特にアミノ酸を配合しているシャンプーがオススメです。

少し値段は高くなりますが、アミノ酸を配合している物はたんぱく質を保護してくれ、髪をいたわりながら洗うことが出来ます。

(2)トリートメントを使う

シャンプーの後などに使い、髪に栄養を与えてくれるトリートメント。

乾燥しがちな人には是非取り入れて頂きたいアイテムです。

必要な栄養分や油分を与えて、髪を健やかに整えてくれます。

トリートメントには様々なタイプの物があります。

詳しく見ていきましょう。

インバストリートメント

シャンプーで洗髪した後に使う、洗い流すトリートメントです。

髪に栄養と油分を補ってくれます。

髪に付けた後、ラップや蒸しタオルでくるんで浸透させると効果的です。

また、オリーブオイルなどをシャンプーの前に付けて、蒸しタオルなどで包んで浸透させてからシャンプーする方法もオススメです。

アウトバストリートメント

乾いた髪に付ける洗い流さないトリートメントです。

インバストリートメントよりも乾燥を防ぐ効果が高いです。

ドライヤーの熱から髪を守るタイプや、熱を利用して栄養分を浸透させるタイプの物などがあります。

形状別による分類

トリートメントには様々なタイプの物があります。

自分の傷み具合に合った物をセレクトするといいでしょう。

どんな種類のトリートメントがあるのか見ていきましょう。

オイルタイプ

一番しっとりするタイプです。

普通から硬い髪に向いています。

付けすぎるとベタついてしまうので、1カ所にかたまらないように少量ずつのばしていきましょう。

クリームタイプ

ややしっとり仕上がるタイプです。

普通~硬い髪に向いています。

ミルクタイプ

サラサラに仕上がり、軽めの保湿感です。

普通から軟らかい髪に向いています。

ミストタイプ

乾燥を防ぎたい人には残念ながら余り向いていません。

普通から軟らかい髪に。

トリートメント選びのコツ

傷みが気になる人はインバストリートメントで栄養を補給して、さらにアウトバストリートメントも併用することをオススメします。

乾燥が気になる場合は、オイルタイプやクリームタイプのアウトバストリートメントがオススメです。

油分が多いので、水分の蒸発を防ぎ乾燥から守ってくれます。

(3)自然乾燥はNG

ドライヤーの熱は髪によくないと考えて、自然乾燥にしている方も多いのではないでしょうか。

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しかしこれは間違いなんです!

一見ダメージが少なそうですが、濡れている髪はキューティクルが開いてしまっています。

キューティクルが開いたままの状態で放置してしまうと、髪の水分がどんどん蒸発し、乾燥してしまいます。

さらに濡れたまま寝てしまうと、キューティクルが開いたところをゴシゴシこすってしまい痛みの原因になります。

洗髪した後はきちんとドライヤーを使って乾かし、キューティクルを閉じてあげることが美しい髪を手に入れる基本です。

(4)ドライヤーを正しく使う

暑くなってくるとついついドライヤーがおっくうに感じてしまい、忙しさも相まって自然乾燥にしてしまう事も多い私。

しかしこれがよくないんですよね…反省です。

美しい髪を手に入れるためには、是非夏でもドライヤーを使って下さい。

暑いですがツヤツヤの髪の為です!

髪を健康に保つためには、ドライヤーを正しく使うことが大切です。

間違った使い方では髪を傷めてしまいます。

まず、毛先よりも髪の根元を中心に髪から15~20㎝離して風を当てて乾かしていきます。

近すぎると熱で髪が変性してしまい傷んでしまいます。

最近では、温度が余り高くないドライヤーも出ています。

乾燥が気になる人はそういったドライヤーを選ぶのも良いでしょう。

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80%ほど乾いたら、仕上げに冷風をかけてキューティクルを引き締めます。

こうすることによって痛みを防ぎ、つやも出すことが出来るんです。

(5)正しいタオルドライで

ドライヤーを掛ける前に、タオルドライでしっかりと髪の水分を取っておくことが大切です。

ドライヤーを掛ける時間を短縮できるので、傷みを防ぐことが出来ます。

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しかしゴシゴシ擦るのはNGです。

キューティクルが開いている状態で擦ってしまうと、髪は傷んでしまいます。

タオルで優しく挟んで押さえるように水分を取りましょう。

髪が短くて挟めないところは、ポンポンと軽く叩くようにして水分を取ります。

このタオルドライで水分を取ってからドライヤーを使いましょう。

(6)頭皮マッサージ

頭皮マッサージは頭皮の血行を促進し、栄養分を行き渡らせるのに効果的です。

頭皮に栄養が行き渡れば、健康な髪の生成も促進されます。

爪は立てずに指の腹でやさしくマッサージします。

まず左右両方の耳の後ろあたりに5本の指先を当てて、地肌をこするのでは無く揺らす感じでやさしくほぐします。

そして少しずつ頭頂部にずらしながらマッサージしていきます。

頭頂部までマッサージが終わったら、今度は前髪の生えぎわあたりからスタートします。

また少しずつ頭頂部に向かってずらしながらマッサージしていきます。

頭頂部まで終わったら終了です。

余り力を入れず、気持ちいい力加減でおこなってくださいね。

長時間のマッサージも頭皮を傷める原因となりますので、5分~10分程度を目安にするといいでしょう。

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(7)育毛剤

育毛剤は男性が使う物というイメージが強いですが、現在は女性向けの育毛剤も様々な種類が市販されています。

育毛剤を使うことによって頭皮の血行を促進したり、栄養を届ける事が出来ます。

使用時にマッサージを取り入れると効果的です。

(8)紫外線を予防する

頭部は位置が高い分、髪や頭皮は紫外線をたくさん浴びています。

髪で覆われているように感じる頭皮にも、紫外線は到達しています。

紫外線は髪や頭皮を乾燥させ、老化させる原因です。

帽子をかぶったり、日傘などで紫外線を予防することが大切です。

髪につけられるスプレータイプの日焼け止めもあります。

地肌にも合わせてつけておくと良いでしょう。

また髪が濡れた状態で紫外線を受けると、通常の時よりもダメージが大きくなります。

海やプールで遊ぶと、髪がごわごわになったりしますよね。

肌と同じように、髪や地肌にも紫外線対策を万全にしましょう。

(9)静電気を予防する

寒い時期によく発生する静電気。

この静電気の原因は乾燥なんです。

空気の乾燥する秋から冬にかけての季節は要注意です。

痛みの進んでいる髪は特に乾燥しがちなので、静電気も起こりやすくなります。

静電気を予防するコツは保湿です。

簡単に言えば、霧吹きで水を付けて濡らせば静電気は起きません。

しかし水を付けただけではすぐに乾いてしまいますし、更に乾燥を引き起こしてしまいます。

オススメは洗い流さないトリートメントを付ける方法です。

髪を乾燥から守り、静電気を防いでくれます。

着ている服の素材や、使うくしなども静電気に影響してきます。

冬はセータやストールなどが静電気が発生しやすいので注意しましょう。

くしはプラスチック製の物より木などの天然の素材の物の方が、静電気を抑えることが出来ます。

(10)髪にツヤの出るブラシを使う

ブラシの素材も髪に影響してきます。

オススメは動物の毛で出来ているブラシです。

プラスチック製の物より静電気を起こしにくく、つやも出すことが出来ます。

(11)パーマやカラーを休む

傷みがひどく進んでしまった場合、パーマやカラーをしばらく休むことも有効です。

パーマやカラーには髪を乾燥させたり傷めてしまう成分が入っています。

少しパーマやカラーの間隔を開けて髪をいたわれば、傷んだ髪や頭皮を保護できます。

髪の乾燥する原因

では、髪が乾燥する原因を探っていきましょう。

自分にあってないシャンプー

普段使っているシャンプーが原因となっている場合もあります。

ドラッグストアなどで安く売っているシャンプーは洗浄力の強い物が多く、過度に油分を洗い流してしまいます。

少し値段は上がりますが、アミノ酸配合の物がオススメです。

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カラーやパーマによるダメージ

パーマやカラーに含まれている成分には髪や頭皮に刺激の強い成分が含まれています。

自宅で行うカラーはもちろん、美容室で施術してもらう場合でもダメージは免れません。

よく美容室で一緒にトリートメントを勧められるのは、痛みを最小限に抑えるためです。

頻繁に行うと、どうしても髪は傷んでしまいます。

>>年代別の白髪染めの頻度は?白髪染めは自宅?美容院?

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ドライヤーによるダメージ

ドライヤーで乾かしすぎたり、風を髪の近くで当てたりするとーバードライの状態になりパサパサに乾燥してしまいます。

またタオルドライが十分にされていない状態で長時間ドライヤーを使ったりすると、熱や摩擦で髪を傷めます。

間違った使い方をしていると、自然乾燥よりも髪を傷めてしまいます。

正しい使い方をするよう心掛けましょう。

髪質

傷みやすい髪質は、細く柔らかい髪です。

細く柔らかい髪は内部のたんぱく質の量が少ないため、少しのダメージでも大きく響いてしまします。

太く硬い髪はたんぱく質の量が多く、傷みに強いと言えます。

またくせ毛もうねりのせいで水分を保持しづらくなっているので、乾燥しやすくなっています。

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空気の乾燥

空気が乾燥していると、髪も乾燥してしまいます。

また静電気も起こりやすくなります。

特に秋から冬にかけては、加湿器などで部屋の湿度を上げると良いでしょう。

栄養不足

髪がぱさついてしまう原因に、栄養がきちんと行き渡っていないことも上げられます。

ダイエットなどで栄養が偏りがちになっていませんか?

髪の元となるのはたんぱく質です。

またツヤを保持するために必要なのは脂質です。

ダイエット時に脂質は目の敵にされがちですが、髪や肌を乾燥から守り潤わせるのに必要な栄養素なのです。

野菜などももちろん必要な栄養素が含まれていますが、バランス良く食べることが髪のためにも重要なのです。

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加齢

年齢を重ねるとどうしても代謝が落ちてしまい、新しい髪を作るスピードも落ちてしまいます。

またホルモンのバランスも崩れがちになり髪にも影響します。

こうした加齢に伴う変化は、ストレスをためないようにすることで軽減できます。

運動を取り入れて、バランスのよい食事、質のよい睡眠を心掛けましょう。

まとめ

忙しいとつい髪のケアにかける時間が減ってしまいますよね。

しかしほんの少しの手間をかけることによって、髪質は変わってきます。

ドライヤーやトリートメントなど今日から早速取り入れてみてください。

髪の印象を変えて、見た目年齢を若返らせましょう!