【ライター:あぷ子】

紫外線の強い季節に増える失敗、うっかり焼け

焼けてしまったらもう仕方ないと諦めていますか?

きちんと処置すれば、肌ダメージは減らせるそうですよ!

長時間の外出なら気を付けて紫外線対策をするのに、ズボラな私はちょっとコンビニ程度だと「すぐに戻るし、まぁいっか!」とサボってしまいがち。

しかもそんな時に限って思ったより日差しが強かったり、知り合いに遭遇して道端で話し込んじゃったりするんですよね。

赤くなった肌に気づいてから「しまった!」と後悔する、そんなことが何度もありました。

けれど日焼けをしてしまってもすぐにケアをすれば、肌に残るダメージを最小限に抑えることができるんですって!

「えー、もっと早く知りたかった!」

しかも日焼けケアは時間との勝負

焼けてしまってから調べていては間に合わないかも!

これを読んで今のうちにしっかり頭に入れておきましょう!

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日焼けした後、すぐやる日焼け対策

日に焼けてしまった時の肌は、軽い火傷を負って炎症を起こしている状態なのだそうです。

あぷ子

確かに、ヒリヒリしてちょっと痛い感覚は火傷と同じですよね。

火傷の跡を残さないためには、直後の応急処置とその後のケアが大切です。

日焼けの場合も紫外線ダメージを肌に残したくなければ、できるだけ早く手当てをしましょう!

日焼けをしてしまったら、すぐに以下の順番で処置をしていきます。

しっかりと冷やす

まずは赤くヒリヒリとしてしまっている部分の炎症を治めるため、患部を冷やします。

しかし「とにかく冷やせば良いのね!」と保冷剤や氷を直接当てたり、冷水のシャワーを勢いよくかけるのはNGです!

ダメージを受けてすぐの肌にこのような冷やし方は刺激が強すぎます。

保冷剤はタオルで包んで当てる、容器に溜めた冷水に患部を沈めるといった方法を取り、「気持ちよく感じる冷たさ」を目安に加減してください。

ヒリヒリした痛みや火照りがなくなるまで、しっかり冷やしましょう!

保湿する

火照りがなくなってきたら、次は患部の保湿をします。

紫外線にジリジリと焼かれた肌は、本人が思っているよりも水分が蒸発してしまっているんです。

乾燥で肌バリアが弱くなると余計なトラブルに繋がることもあります。

肌の回復力を上げるためにも、保湿ケアはとっても大切ですよ!

ただし肌が火傷状態であることを念頭に入れて、できるだけ刺激の少ない敏感肌用の化粧水や精製水などを使いましょう。

こすったり強くパッティングしたりすることも避け、肌を優しく押さえるようにして水分を与えます。

浸透した水分が逃げてしまわないよう、最後はワセリンやクリームなどの油分でフタをするのを忘れずに!

水分補給する

肌の表面だけでなく、身体の内側からの水分補給も大切です。

日焼けをしてしまうような状況ならば、それだけ全身からも水分が失われていると考えて良いでしょう。

全身くまなく保湿ケアをするのは大変ですが、ミネラルウォーターやスポーツドリンクを飲むのなら簡単ですよね。

お水を飲むだけでも内側から保湿することに繋がるんです。

炎症部分も内側と外側から同時に保湿してあげると、回復が早くなります。

美白化粧水を使う

炎症による症状が治まってきた翌日からは、後に残るダメージを減らすため美白化粧水などによるホワイトニングケアを取り入れていきます。

紫外線に当たると肌を守るため、肌細胞ではメラニン色素が生成されます。

メラニン色素は時間が経つごとに肌に沈着し肌を黒くするのですが、将来的にはシミやソバカスの原因になってしまう厄介なものです。

メラニン色素が肌に沈着してしまう前に、美白化粧水・美白美容液・ホワイトニング効果のあるシートマスクなどでケアしていきましょう。

>>ニベアの青缶で肌を美白にする効果はあるの?

ビタミンA、C、E、Bをサプリメントで補う

肌は日々ターンオーバーにより新しい細胞と入れ替わりますから、細胞を作っている身体の内側から栄養を摂ることも長期的なケアになります。

とはいえ必要な栄養素を食べ物だけで毎日補うのはかなり大変!

有効な成分を毎日効率的に摂取するのなら、サプリメントを活用するのがおすすめです。

以下のビタミンがきちんと含まれているものならば、マルチビタミンのサプリでも大丈夫ですよ。

>>紫外線サプリ8選!飲む日焼け止めサプリのメリットや選び方

ビタミンC

日焼けによるメラニン色素の生成を抑えてくれるビタミンC。

コラーゲンの生成を促進して肌のハリを保ち、血液中での抗酸化作用なども期待できます。

一度にたくさん摂取しても身体に溜めておけないため、毎日こまめに摂取しましょう。

ビタミンA

細胞膜の中心部で抗酸化作用を発揮するのがビタミンAです。

コラーゲン生成を促進し、更にビタミンCとビタミンEの効果を長持ちさせます。

ビタミンE

高い抗酸化作用を持ち、細胞膜の内側で肌を若々しく保ってくれるビタミンE。

ビタミンAの酸化を防ぎ、互いの効果を高めます。

紫外線から肌を守る作用もあるので、日焼け前から積極的に摂っておきたいビタミンです。

ビタミンB

ビタミンBは皮膚を作るのに欠かせない栄養素です。

ビタミンB2には傷ついた皮膚を回復させ、紫外線に強い肌を作る作用があります。

ビタミンB3は血行促進効果があり、新陳代謝を促します。

日焼け後のNG行為

日焼け後にやるべきケアはよくわかりましたね。

逆に、日焼け後の肌にやってはいけない行為も知っておきましょう!

皮膚を自分で剥ぐ

日焼けをしてしまってから何日か経つと、段々と焼けてしまった部分の皮がめくれてきますよね。

私もついペリペリ剥いてしまってましたが、それはやめた方が良いそうです!

自然に剥がれ落ちる部分はその下に新しい皮膚ができているので、放っておいて大丈夫。

しかし手でどんどん剥いてしまうと、ダメージからまだ回復していない皮膚が文字通り剥き出しになってしまいます。

先生3

バリアの無い状態で紫外線を更に浴びてしまえば、そこにシミができやすくなります。

美しい肌を保ちたいのなら、日焼け後の皮膚を剥くのは絶対に我慢しましょう!

あぷ子

私も気を付けます!

痛いのを放置する

日焼けは火傷であるとあまり認知されていないため、痛くても治療をせずに放置してしまう人が多いのです。

私も知らない時はそうでしたから。

しかし放置すれば治りが遅くなるだけでなく、他の肌トラブルも招きかねません。

痛みがあるのなら肌が傷ついているのだと認識して、しっかり冷やすなど適切な処置をしましょう。

きちんと処置すれば炎症が治まって痛みも落ち着くので、結果として我慢するよりも楽になりますよ。

おすすめ日焼けケア商品

より肌の回復を早めてくれたり、跡が残りにくいといった効果があるような、日焼け後のケアにプラスしたい商品の選び方をご紹介します!

アロエクリーム

アロエのエキスには消炎作用があり、クリームにアロエエキスが配合されているものを使えば炎症を治める効果と保湿効果が同時に得られます。

様々なメーカーからアロエクリームが発売されていますが、より日焼け肌への効果を求めるのなら「薬用」と表記された医薬部外品を選びましょう。

私のお気に入りはジェルタイプのアロエクリームを冷蔵庫で冷やしておいてから塗ることです。ひんやりしてとっても気持ち良いですよ!

美白化粧水・美容液

日焼けの炎症が治まった後のケアで使いたい、美白化粧水や美容液。

具体的にはメラニンの生成を抑える、肌のターンオーバーを促進して肌を早く生まれ変わらせるといった効果があります。

代表的には以下のような成分を含むものに美白効果があるとされています。

・ビタミンC誘導体

・アルブチン

・ハイドロキノン

・プラセンタエキス

・トラネキサム酸

美白成分は傷ついた肌への刺激になるため、必ず炎症が治まってから使用を始めます。

それでも刺激を感じる場合は成分が肌に合わないことも考えられるので、別の美白成分を使ったものに切り替えてみましょう。

馬油

動物性の油脂である馬油は人の肌への刺激が少なく、浸透力も高いことで知られています。

血行を促進し肌のターンオーバーを促すため、日焼けのダメージからの回復が早くなります。

保湿効果だけでなく、肌に浸透する際に他の成分を一緒に肌の奥深くへと届けてくれるブースター効果があり、美白美容液との併用もオススメです。

馬油を配合したクリームなども発売されていますが、低刺激重視の日焼けケアには純度100%で精製度の高い馬油を選びましょう。

>>高純度馬油の美容オイル【KUMAMOTO】

ホホバオイル!?

オイル=日焼けをするために塗るというイメージがありますが、ホホバオイルは抗酸化作用があり酸化しにくい油であるため、塗った状態で太陽光に当たっても日焼けを助長するということはありません。

それどころかホホバオイルには、日焼けによって生成されたメラニン色素の沈着を防いでくれる嬉しい効果があります。

植物性でありながら成分が人の皮脂に近く、浸透力と保湿力が高いので日焼け後のケアには積極的に取り入れたいですね。

ただし日焼けそのものを防ぐUVカット効果はほとんどありませんので、外出時にはホホバオイルの上からきちんと日焼け止めなどを塗ってください。

絞ったままの色が付いた未精製品だと栄養素を含み美容効果が高いのですが、低刺激なのは無色透明の精製品の方であるなど一長一短。肌に合う方を選びましょう。

>>ホホバオイルの選び方!おすすめメーカー【7社】比較

ひどい日焼けの症状時の対策

ひとまとめに日焼けといっても、体質によって表に出る症状は様々です。

ここではそれぞれの症状が強く出た場合の対策をご紹介します。

サンバーン(赤くなる)

紫外線によって肌が焼かれて真っ赤になり、ヒリヒリ痛む症状をサンバーンといいます。

最初に解説した通り火傷で炎症が起きている状態なので、刺激を与えない程度に冷やして痛みが治まるのを待ちましょう

メラニン色素の少ない色白の人は特に重症化しやすく、腫れ上がったり水ぶくれになってしまったりすることがあります。

先生3

そこまでひどい症状が出ている場合に自己流のケアは厳禁!

患部を優しく冷やしながら、皮膚科を受診しましょう。

サンタン(黒くなる)

紫外線から肌を守るためにメラニン色素が作られ、肌が黒化する現象がサンタンです。

一般的にはサンバーンの症状が治まった後にサンタンになりますが、もともとメラニン色素の多い人の場合は赤くならずにすぐ黒くなるということもあります。

先生3

サンタンは将来的にシミやシワの原因になる美容の大敵です。

しかもサンタンで黒くなってしまった肌はターンオーバーによって新しい細胞に入れ替わるまで、白くなることはありません。

日に焼けてしまったら、メラニンが沈着して黒くなる前に美白ケアをしましょう。

黒くなってしまったら保湿や栄養摂取など肌の新陳代謝を活発化するケアで、できるだけ早く肌が生まれ変わるようにします。

痒くなる

日焼けによるムズムズした痒み、嫌ですよね!

私は起きている時には何とか我慢できても、寝てる間に無意識で掻いてしまって翌日余計にヒリヒリ、なんて失敗がよくあります。

痒みの原因は日焼けによる乾燥である場合が多いので、保湿ケアを徹底しましょう。

紫外線ダメージで肌が敏感になっているので、できるだけ低刺激の化粧水やクリームを使います。

保湿をしても痒みが治まらない、発疹ができているといった場合は紫外線アレルギーなど別の疾患も考えられます。

医師による正しい診断を受けることも視野に入れておいてください。

痛くなる

あぷ子

日焼けによる痛みも辛いですよね。

痛くなるということは火傷で炎症が起こっている状態なので、とにかく痛みが治まるまで冷やします。

消炎作用のある軟膏やローションを使う手もありますが、染みるような刺激がある場合はやめておきましょう。

いくら冷やしても眠れないほどの激痛が続くようであれば、肌のダメージが深刻である場合もあります。

病院で医師の治療を受けてください。

美白ケアのための紫外線対策

うっかり日焼けしてしまった場合の対処法をご紹介してきましたが、そもそもしっかり紫外線対策をして肌を焼かないことが美白ケアでは一番大切です!

日常的に気を付けたい紫外線対策の基本をおさらいしておきましょう。

日除けアイテムで物理的に紫外線を遮断

実は日焼け止めを塗るよりも、物理的に日光を遮った方が効果は高いのです。

私のように「ちょっとの外出で日焼け止めを塗るのはめんどくさい」という人は、日傘・アームカバー・帽子などのアイテムを上手く活用しましょう!

特に日傘はコーティングが施されていれば、紫外線を99.9%もカットしてくれる優秀アイテムです。

最近はオシャレな柄のものが販売されていますから、お気に入りの日傘を見つければ外出時に自然と持ち出したくなりますよ。

状況に応じた数値の日焼け止めの使用

外出時間がある程度長いようであれば、物理的遮断に加えて日焼け止めを併用するようにします。

数値の高いものは肌への負担も大きいため、日常生活であればSPF20~30・PA++程度で充分です。

スポーツやレジャーであればSPF40~50+・PA++++の物を選ぶなど、使い分けるようにしましょう。

数値に関係なく、汗をかいたり身体を拭いたりし場合にはこまめに塗り直しをします。

塗り直し用に私がオススメしたいのはスプレータイプの日焼け止め

ささっと塗り直せて、肌の表面もサラサラになります。

>>紫外線サプリ8選!飲む日焼け止めサプリのメリットや選び方

できるだけ直射日光を避ける

日々の繰り返しで差が出てくるのは、外出時にはなるべく日陰を歩くなど直射日光を避ける習慣です。

日傘を差しているから、日焼け止めを塗っているからといっても、照りつける太陽の下では紫外線による影響をゼロにはできません

信号待ちの時にはできるだけ日向を避けて日陰を探すなど、日々の中で常に気を付けていきたいですね。

まとめ

普段から気を付けていたとしても、うっかり焼けをしてしまうことはあると思います。

いざという時に慌てないよう、以下の3ステップを覚えておきましょう!

1.日に焼けてしまったら、すぐに 肌を冷やす

2.ほてりが治まったら、次は保湿

3.翌日以降は美白と栄養補給

そして各症状が重い場合には無理をせず医師の治療を受けるようにします。

軽い火傷であれば応急処置が早期回復の鍵ですが、重度の火傷には症状に合わせた専門の知識と治療が必要です。

先生3

たかが日焼けと侮ってはいけません。

紫外線=悪と認識しがちですが、人間の身体には紫外線に当たることで生成される栄養素もあるそうです。

それに紫外線を怖がって家から全く出ない生活なんて、全然健康的じゃないし楽しくないですよね!

大切なのは紫外線と日焼けに対する正しい知識を身に着けて、きちんと対処することです。

私も正しい紫外線対策とうっかり焼けのアフターケアをしっかり覚えましたから、これからは必要以上に太陽を恐れず、夏をエンジョイしたいと思います!