【ライター:折山ヒロ】
モチモチしっとりの食感とドーナツのような形でおなじみのベーグル。
最近ではベーグル専門店もあり、パン屋さんなどでもよく見掛けるようになりました。
私の中では、身体のことを気遣って健康に気を配っているおしゃれなニューヨーカーのパンというイメージがあります。
このベーグルは元々ポーランドのユダヤ人が作ったものが発祥と言われていて、卵や牛乳、バター、油などを使わない、宗教の教えに沿ったパンとして考案されたと言われています。
そのため素朴な味わいだったのですね。
その素朴さをカバーしているモチモチの食感。
この食感にハマった!という人も多いようです。
この茹でる行程をケトリングと言い、あのベーグルの外はパリッとして中はギュッと詰まったもっちりしたと食感を生み出しています。
ケトリングをどうやって思い付いたのかは定かではないようですが、一説によると焼こうとしていたパン生地を誤ってお湯の中に落としてしまって、この方法があみ出されたとする説もあるんです。
出典:http://tomo1031.hamazo.tv/e7391888.html
偶然の失敗がなかったら、ベーグルは生まれてなかったかもしれないなんておもしろいですね。
このベーグルがダイエットにとても向いていると注目を集めています。
今回はこのベーグルの良さを掘り下げて、ベーグルをもっと身近に感じられるように色々調べてみたいと思います!
【関連記事】
>>痩せたい中学生や高校生!成長期のダイエット方法は?
ベーグルはダイエット中に食べても良い理由
ベーグルはダイエットにとても向いているパンなんです。
パンはカロリーが高そうだしすぐにお腹がすいてしまい、ダイエットに向かないイメージですが、なぜベーグルは食べても大丈夫なのでしょうか。
その理由を見ていきましょう。
低カロリー・低脂肪でヘルシー
ベーグルは高カロリーの要因となるバターや油、卵、牛乳を使わずに作られるパンです。
そのため低カロリー、低脂肪、低コレステロールとうれしい三拍子が揃ったパンなのです。
材料を見てみると、強力粉、砂糖、塩、ドライイーストの4つととてもシンプルです。
材料からもヘルシーさがうかがえますね。
シンプルな分、粉の味わいがダイレクトに伝わるパンとなっています。
しっかり噛んで食べる
ベーグルはシコシコとした食感が魅力なので、自然とよく噛んで食べるようになります。
良く噛んで食べることによって満腹中枢が刺激されるので、ダイエットにはもってこいの食感なのです。
食事を始めてから約15分~20分程度で満腹感を感じ始めるので、たくさん噛んでゆっくり食べれば少ない食事量で満足感を得られるわけです。
また普段の噛む回数の1.5倍から2倍噛むと…
食事の量が1割少なくても満足できるというアメリカでの研究結果も報告されています。
よく噛んだ食べ物は、消化酵素をたくさん使う必要がないため、胃や腸に負担がかかることも少ないと言われています。
ダイエットをしたいなら、健康でいることが絶対です!
よく噛むことは、消化管に消化の準備をしてもらうためにも、とても大切なので、しっかり噛んで食べるようにしましょう。
血糖値は上昇し難い
ベーグルは糖質が少なく、パンの中では比較的GI値が低い食べ物です。
GI値とは、食品ごとの血糖値の上がり方を数値化した物です。
食品の炭水化物50gを摂った際の血糖値の上昇の度合を、ブドウ糖を100とした相対値で表します。
食べ物自体の50gではなく、食べ物の中の炭水化物50gですので注意が必要です。
ベーグルはGI値が75、これに対し食パンのGI値は91となっていて、パンの種類によってもGI値がかなり変わってきます。
低カロリー、低脂質、低コレステロールに加えてさらに低糖質!
炭水化物を摂る際に糖質が低いというのはとても魅力的ですね。
>>脂質カットサプリおすすめ4選!ダイエットで脂質を減らすメリットは?
腹持ちは良い
ベーグルは中身がギュッと詰まったパンで、ふわふわとした食感というよりずっしりもっちりした歯ごたえが特徴です。
ですのでふわふわのパンよりも1個食べた後の満足度が高く、腹持ちも良いパンです。
またふわふわのパンの場合、あまり噛まなくてもすぐに飲み込めますが…
ベーグルは良く噛まないと飲み込めないので、自然と噛む回数も増えます。
咀嚼回数が増える事によって満腹感を促し、1つ食べ終わるまでに時間がかかるので満腹感を早く感じられるのです。
>>空腹を紛らわす方法はあるの?食事制限中は空腹でストレス貯まるよね
ベーグルダイエットのやり方
ベーグルダイエットは一食をベーグルだけにするのではなく、ご飯やパスタなどの炭水化物をベーグルに置き換えるダイエット方法です。
どんな点に気をつけて進めれば良いのか確認していきましょう。
食物繊維も一緒に食べる
ダイエットの際、意識して摂りたい食物繊維。
どうしてかというと、食物繊維は体内に入ると不溶性食物繊維は水分を含み膨らんで満腹感を促してくれ、水溶液食物繊維はゲル化して胃腸の中をゆっくりと移動するので、空腹感を紛らわせてくれるからなんです。
また余分な脂肪やコレステロールをからめ取って体外に排出してくれます。
便のかさも増やすので、ダイエットの天敵である便秘も予防してくれます。
>>食物繊維が摂れるダイエット食品!簡単に痩せるのに食物繊維は不可欠!
フィリングには注意する
ベーグルはパン自体がシンプルな分、色々なフィリングで楽しめるのも魅力の1つです。
甘いものでもしょっぱいものでも違和感なくお好きな味に変える事が出来ます。
様々な味で変化をつけられるベーグルですが、せっかくカロリーが低いのに高カロリーのフィリングを乗せてしまうと低カロリーのベーグルの売りが台無しになってしまいます。
チョコチップなどが混ぜ込んであるベーグルもあり…
ダイエットとして食べる際には高カロリーのフィリングには注意が必要です。
低カロリーのフィリングにすれば、ベーグルの低カロリーの特色を生かせます。
食べるのはもちもちハード系1個でOK
ベーグルは使う小麦によって堅めになったり、ふわふわになったりします。
手作りする場合2時間ほどで出来るので、好みの堅さを見つけてみても良いでしょう。
100g当たり250kcalとなっていますので、プレーンのベーグル1個で満足感を得られるはずです。
食感も柔らかいものよりもハードなタイプの物の方が咀嚼回数が増えるのでオススメです。
ベーグルダイエットの口コミ
ベーグルをつかったダイエットをした人の口コミでは、
「腹持ちがいいので1つ食べればお昼までお腹がすかない!」
「良く噛まないと飲み込めないので自然と咀嚼回数が増え、結果的に1個食べるのに時間がかかり満足感を得られる」
「おいしいから我慢せずにダイエットを続けられる」
「色々な味に変化をつけられるので飽きない」
などベーグルを取り入れることによって…
無理をせず自然とダイエットに繋がっているというような意見が多く寄せられていました。
食事を大幅にカットする事無くダイエットできるのは、ストレスを感じずに長い期間続けられるので、ダイエットに効果的なことがうかがえます。
人気のレシピ3選
ここで、シンプルなベーグルをよりおいしく出来るオススメのレシピを3つご紹介します。
「レタスどんだけ~」べーグルサンド
シャキシャキレタスをたっぷり好きなだけ入れちゃって下さい!
食物繊維も摂れ、ベーグルとの相乗効果で腹持ちもバッチリです。
作り方:https://cookpad.com/recipe/397616
サーモン&エッグのベーグルサンド
サーモンとベーグルは相性バツグン!
たんぱく質を摂りたいときにオススメです。
作り方:https://cookpad.com/recipe/4532649
ささみとアボカドのベーグルサンド
アボカドマヨネーズが淡白なささみと良く合います。
カフェ風なおしゃれなベーグルサンドです。
作り方:https://cookpad.com/recipe/525214
まとめ
おしゃれなだけではなく、低カロリー、低脂質、低コレステロール、低糖質とダイエットにはうれしいことずくめのパン。
ベーグルというとちょっととっつきにくいイメージがありますが、これを機会にいつものパンに仲間入りさせて、気軽に召し上がって見てください。