オロナインと言えば、どこの家庭にも1つはあるという家庭薬の定番ではないでしょうか。
そのオロナインは、カミソリ負けした時の、赤みやヒリヒリにも効果があると聞きます。
ではなぜオロナインがカミソリ負けに効くのか…
その理由や何日ぐらいでよくなるのか…
そして対処できない場合などについて説明しましょう。
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カミソリ負けにオロナインは効果あるの?
カミソリ負けにオロナインをつけたことがあるという人も、いるのではないでしょうか?
オロナインは1953年から発売されている軟膏薬で、どこの家庭にも1つはあるというぐらい、日本ではよく知られた薬であり、定着している商品です。
でも実際カミソリ負けにオロナインをつけても良いものなのでしょうか?
オロナインは擦り傷や、やけど、ニキビなど、ほとんど万能とも言うべき軟膏薬で、ちょっとした擦り傷などの際はつい使ってしまいます。
でもカミソリ負けにつけて悪化したりしないかな?と不安をもった人もいるはず。
ここでは、まずはオロナインに含まれる止血と殺菌という2つの効果から、カミソリ負けにも効果があるのかどうか見ていきましょう。
止血効果
オロナインには止血薬であるラウロマクロゴールとミョウバンの一種である硫酸アルミニウムカリウムが含まれています。
もちろん、ひどい切り傷などには使えませんが、あかぎれや、擦り傷などには血を止める役割をしてくれます。
カミソリ負けというのは、カミソリでVIOや脇を剃る際に皮膚の表面がけずられて起こるので、小さいキズなどができて、血が出ることもあります。
脇の出血は痛いですよね…
そんな時には、オロナインを塗ると血を止めてくれるので効果的です。
殺菌作用
オロナインには、クロルヘキシジングルコン酸塩液という成分が含まれています。
この成分は殺菌作用があり、あかぎれのような切り傷や炎症がある部分に塗ると殺菌して、化膿するのを防いでくれます。
カミソリ負けしてしまった肌には薄っすらと赤くなったり、少し熱をもったりすることがあります。
それは軽く炎症を起こしている状態で、そこに何かの菌が入るとひどくなってしまうこともあります。
そんな時はオロナインをつけると、雑菌の繁殖を抑えて傷が悪化するのを防いでくれます。
通常ヒリヒリ感は何日で良くなる?
カミソリ負けで赤くなったり、少しヒリヒリする程度の軽いものなら、塗ってすぐに良くなることも多いです。
少しひどいカミソリ負けでも、2~3日で治ることが多いようですが、もしそれでも改善しないという場合は、皮膚科に行って受診することが大切です。
カミソリ剃り負けた時にオロナインを塗ればいい?
オロナインには止血作用と殺菌作用があるので、VIOや脇、ひげを剃ったときのカミソリ負けにも効果があると言えます。
またオロナインの本来の効能は、ニキビ、はたけ、軽いやけど、ひび、しもやけ、あかぎれ、傷、水虫などです。
この効能を見てもカミソリ負けにも問題なくつけられると言って良いのではないではないでしょうか。
オロナインを塗るデメリット
オロナインは肌トラブル全般にOKなんて思っている人もいるかもしれませんが、意外と合わなかった意見もあります。
オロナインはカミソリ負けに効果があると言えますが、状況によっては塗らないほうが良いこともあります。
そこで、ここではどんな時に塗らないほうが良いのかということも、一緒に説明しましょう。
ニキビができる!?
オロナインの効果には、ニキビ改善も含まれていて、実際にニキビにオロナインをつけているという人も多いです。
でも反対に、オロナインをつけていたらニキビができたという人もいます。
またオロナインをニキビにつける時も、基本はほんの少しつけて、つけすぎないことが大切です。
軟膏と言うと、たくさんつけた方が早く治りそうな気がしますが、実際は症状や薬の種類によって適量を塗ることが重要なのです。
痒みを伴う場合はオロナインの塗布では無理
オロナインには殺菌効果がありますが、かゆみを抑えるような成分は実は入っていません。
ですから、かゆみがあるようなカミソリ負けには効果がありません。
カミソリ負けをして赤くなっても、特に痒みがない場合は軽い炎症を起こしているだけですから、オロナインをつけても大丈夫です。
でも痒みがひどかったり、赤いポツポツができてヒリヒリ感がひどい場合は、オロナインは使わない方が無難です。
かゆみ止めがあれば、それを塗って様子をみて、赤みやかゆみが取れたら低刺激のクリームを使ってしっかりと保湿しましょう。
肌への悪影響(オロナイン皮膚症)
「オロナイン皮膚症」という症状を聞いたことがありますか?
若い人よりも少し年配の50代から70代ぐらいの人は聞いたことがある、またはすでにオロナインに抵抗があるという人もいるかもしれません。
オロナイン皮膚症 というのは、昭和40年代にオロナインを長期間使っていた人が、皮膚が乾燥して、カサカサとしたフケ状の物が出て剥がれたりした症状のことです。
この原因は当時オロナインに含まれていた、陽イオン界面活性剤の脱脂作用だということがわかり、その後改善したので、今はこういった症状が起こる心配はありません。
カミソリ負けの原因
カミソリ負けの原因はいくつかあり、それがわかればカミソリ負けなどしないようにすることも可能ですから、自分は当てはまるかチェックしてみてください。
・元々肌が弱い、敏感
・季節の変わり目や、ホルモンバランスの乱れで肌が敏感になっている
・間違った方法でシェービングをしている
カミソリが古かったり、錆びていたりすると、肌が良い状態だとしても、カミソリ負けが起きやすくなります。
また元々肌が弱い人というのは、肌のバリア機能が低いために、ちょっとした刺激で肌荒れをしたり、同じようにカミソリ負けを起こしやすいのです。
そして季節の変わり目や、女性の場合は生理前後などホルモンバランスが崩れると肌が敏感になるので、そんな時もカミソリ負けを起こしやすい状態と言えます。
その他にも
シェービング用のフォームを使わずに剃ったり…
逆剃りしたり…
など、間違った方法でカミソリを使うとカミソリ負けを起こしやすいと言えます。
たまにカミソリ負けをするという程度ならば良いのですが、割と頻繁にカミソリ負けするなら、先にあげたような原因が関係しているかもしれません。
まとめ
カミソリ負けをしてしまった場合は、まずは保冷剤などを使って冷しましょう。
冷やすと血管が収縮するので痒みや赤みが治まったら、適量オロナインを塗ります。
そして何度もカミソリ負けを起こす場合は、しっかりとその原因をつきとめれば、頻繁に起こることもなくなるかもしれません。
またオロナインは全ての傷に良いわけではないので、数日経っても改善しない場合は病院に行くということも大切です。